おいしさへのこだわり

山中クリーンポークとは

山中畜産で飼われている豚は主に「ダンブレッド」です。しかし「ダンブレッド」は品種の名前ではありません。系統の名前なのです。「ダンブレッド」はデンマークで選抜改良されて作り上げられた多産(子供をたくさん産む事が出来る)系の品種群の名前です。山中畜産ではこの「ダンブレッド」の原種豚をデンマークから直接輸入し、これをもとにして繁殖用母豚と種雄豚を自家生産しています。品種としてはW(大ヨーク)とL(ランドレース)とD(デュロック)の3つの品種で構成されています。基本的にはWとLを交配して作られたF1(WL又はLW)の母豚にDの雄を交配して作られるのが「山中クリーンポーク」です。品種で言うとWLDまたはLWDの三元豚です。三元豚にすることにより丈夫で均一な豚肉を生産することができ、美味しい肉を生産するための基礎になります。現在は他の優秀な系統の豚も交配してより美味しい肉を生産できるよう努力しているところです。現在この三元豚はイオンでも取り扱って頂いています。繁殖用の母豚と種雄豚を造る過程で必ず出てくる純血種、二元豚で繁殖に利用できない豚はこの三元豚と区別して別枠で出荷しています。

餌へのこだわりと地元との結びつき

美味しい肉を作るためにはよい環境で、よい餌を食べよい水を飲んで育つ事が大切です。又地元に根付いた農場であることも大切な事です。山中畜産では自家消費をはじめ牧草、小麦等合わせて60ヘクタールの農地を持って複合経営をおこなっており、弊社及び地域の小麦を飼料として指定業者さんで加工して頂き、山中畜産専用の餌を食べさせています。出荷した豚の肉質を見ながら都度指定業者さんと配合内容も見直しています。もちろん安心・安全な原料しか使用していません。水は千歳農場では美々川源流近くのきれいな地下水をくみ上げて利用しています。水は毎年水質検査を実施して安全性を確認しています。長沼農場でも同様です。

家畜を飼えば当然出るのが糞尿や洗浄など処理に使った処理水です。山中畜産では固形物は発酵乾燥させて豚糞ペレットに加工しています。液体は1カ所に集めて3段階の浄化処理を行ない、きれいな水に戻しています。豚糞はペレット製造工場が完成し、弊社で使用するほか地元の農家の皆さんにより一層広く還元することが出来るようになりました。

千歳農場の子豚舎(子豚の時には健康に育てるため牧草を十分に与えている)
千歳農場のラグーン(農場内の汚水を集め浄化処理)、規模は異なりますが、長沼農場にも設置しています
千歳農場のコンポスト製造プラント、豚糞を発酵堆肥化して乾燥ペレットに加工します。規模は違いますが長沼農場にも設置してあります。
長沼に完成したペレット製造工場です

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